住んでよし訪れてよし 観光と福祉のまち 丸子路
丸子まちづくり協議会は、自治会連合会をはじめ、地区社協・消防団・水防団・PTAなどの公的組織や、地元の商店・企業、 また踊りなどの個人サークル団体等約100に近い各種団体で構成されています。 さらに、協議会の中で9つの部会(福祉・観光・防災・環境・防犯・交通・体育・社会教育・広報)を構成し、地域の安全・安心はもとより、福祉・防災・教育・観光など、 参加する会員がより良い丸子を作り上げることを目指して活動しています。
赤ちゃんが生まれたら地域みんなでお祝いをする赤ちゃん訪問から、 介護を受ける年齢を出来るだけ先に伸ばす元気な高齢者づくり。 体が不自由になった高齢者・障害者を支援する福祉車両まで、すべてに気配りされた活動を展開しています。
丸子宿街道は残念ながら、昔の面影はありません。しかし、名所・旧跡・史跡の宝庫です。 観光部会は、それらを観光資源とし活かすことを目的としています。 観光部会の活動の中で、とりわけ『丸子宿場祭り』は2万人を超す人が丸子に押し寄せる大きな祭りに成長しました。 地域住民の支援が主体の宿場祭りは、他に類を見ません。観光素材が一杯の観光部会です。
過疎地域を持ち、土砂災害危険区域を数多く持つ丸子地区は、災害時の情報伝達が非常に重要です。 これについて、東日本大震災の教訓に基づき出来上がったのが、独自のアマチュア無線100人体制です。 いざという時に、相当有効な手段となると確信しています。このアマチュア無線体制は、現在他に類を見ない稀な組織のようです。 大事な防災組織をさらに進化させ、住民の安心・安全を守る防災部会です。
環境部会は、高齢化に伴う耕作放棄地をこれ以上増やさないように取り組んでいます。そして常に事業制をもって活動しています。 老齢で作り手の無くなった田圃を、地域の子供たちと苗を植え、稲刈りをします。また遊休地にそばをまき、 収穫後はそば打ち体験で舌づつみ。年末には餅つき体験をし、年越しそばも手作りで、とてもおいしく食べています。
高齢化が急速に進み、丸子でも高齢者世帯や1人暮らしの世帯等が増えてます。 そこで丸子では、1,000人の見守り隊を組織しました。不審者を見かけたら即座に通報! さらに青パトや夜間パトロールで地域の安全・安心な地域づくりなど、地域防犯のために奔走している防犯部会です。
国道1号線バイパスや丸子池田線などの幹線道路を抱える丸子地区は、常に交通事故と向き合っています。 道路はどうあるべきかなどのゼミやワークショップをはじめ、毎朝通学時における、交通安全啓蒙活動、 地域内交通事故ゼロを目指した各種イベントなどを行い地域の交通安全に取り組んでいます。
体育部会で毎年開催する大運動会は、間もなく半世紀を迎える歴史を刻んできました。 これはスポーツで競い合うというより、地域の両若男女が互いに交流を深めるという大事なイベントです。 もちろん若いときからの体力作りは、健康長寿の源です。体育部会では1人1運動を目標にし、 未知のスポーツを探し、常にスポーツの普及・指導をしています。
地域住民の蓄積された経験を子どもたちに伝えるサタデースクールは、 学校の授業では学べない部分を補完して、子どもたちに豊かな感性を生み出す役目を果たしています。 また、ボランティアが宿題などの勉強をみる放課後の寺子屋活動も、活発な利用が続いています。
地域住民への情報発信、情報交換に重要な役目を果たす。 年4回発行する広報誌『丸子カフェ』は、地域の活動や出来事を常に 住民へ発信し続けています。協議会と住民の媒体として、大きな存在を占める広報誌へ進化をしています。